たった【30分】で終わる個人事業主の開業届
2017/09/17
昨日(4/13)正式に個人事業主として開業届を税務署に出してきました。感想を一言で言うと、「あれ?もう終わり??」というぐらいすぐに終わりました。(約30分)
行く前はビクビクしていて、「どんな税関の人だろう。やはり取り立てのプロだから怖いひとばっかりかなあ・・・」と不安いっぱいでしたが、いざ税務署に行ってみると私の対応してくれた方はとても親切かつ美人なお姉さんでした。内心おっしゃと思いつつ説明が始まり、よく分かっていない私に対して丁寧に進めてくれたほか、「昨年に買ったパソコンでも減価償却がなんたらかんたらで経費になるよ」とこちら側としてありがたい方法を教えてくれたりして「また行きたい!!」と思うぐらい良かったです。
そこで今回は開業届(もちろん青色申告として)の流れと用意するものなどを解説していきます。
事前準備(用意するもの)
- 身分証(免許証か保険証など)※
- 認印
上記2点だけでいいのです。「えっ!?本当にこれだけ??」と思われるかもしれませんが本当に要りません。事前に国税局のホームページで「個人事業の開業・廃業等届出書」印刷をして記入をしておくということもできますが、間違って書いてしまうと面倒なので現場で書いたほうが確実です。(書き方をマンツーマンで教えてくれますし)
※2016年からマイナンバー(個人番号カード)が必要とかネットに書いてありましたが、わたくしの場合は聞かれませんでした。なので念のため持って行っておいたほうがいいです。
書くこと
記載する書類はわたくしの場合3種類ありました。
「個人事業の開業・廃業等届出書」
この書類は「個人事業主として開業するぞ!」と宣言する書類。(ちょっとおおざっぱだが)書き方も担当の方にレクチャーしてもらい
- 納税地(私の場合は自宅兼事務所なので自宅の住所)
- 氏名・生年月日
- 職業・屋号
- 開業・廃業等日・・・
など記載。ここで耳よりの情報は4の「開業・廃業等日」。通常「今年から青色申告で事業立ち上げたい人は3/15までにしなきゃだめだよ~」とよく言われております。しかし昨日は4/13...。もう無理だと思いきや、青色申告できます!
3/15以降の申請の場合でも青色申告できますし、経費についても開業日を後ろにずらすことで4/13から2か月前の経費までなら落とせます。なので開業日にこだわりがなく、1円でも多くの経費を勘定したいので私の開業日は4/13ではなくて2/13で出しております。
要は、3/15以降でも開業ができる上、開業日を2か月前までから指定ができます。(もちろん経費もそこから勘定)
「所得税の青色申告承認申請書」
こちらは「青色申告しますよ」というような書類。また同じくその場で教えていただき
- さきほどと同じく、納税地・氏名・生年月日・職業・屋号
- 所得の種類
- 簿記方式...
など記載。3の簿記方式とかその下の備付帳簿名とかよく分からなかったので担当の方に教えてもらい丸つけ。もちろん青色申告の醍醐味である「最大65万円の特別控除」を受けれるようにご指南いただきました。
「青色事業専従者給与に関する届出書」
こちらは「身内を雇って節税の一石二鳥!」というような書類。もちろん条件があります。
- 青色申告者と生計を一にする配偶者その他の親族であること
- 年齢が15歳以上であること(その年の12月31日現在)(ただし学生は全てNG)
- 原則、年間6ヵ月(つまり2日に1日以上)を超えて、青色申告者の事業に専念していること
私の場合、「妻」に仕事を手伝ってもらうので上記の条件はもちろんクリア。しかし、「専属従業者」というネーミングなだけあって、外部でパートなどはやったらダメだそうなので注意が必要。
さて「青色事業専従者給与に関する届出書」に記載した項目ですが
- 妻の氏名・年齢
- 仕事の内容
- 月額給料(ボーナス額)
の3つ書きました。上2つはスラスラ書きましたが、一番悩んだのが3の月額給料。担当の人に「低い額から高い額にはあげれませんが逆は可能です。」と言われたため20万円と記載。税金的にも収入がしっかりあるのなら節税効果があるとのことでした。ただし、年間103万や100万の壁は超えてしまうので所得税や住民税はかかります。そこらへんの境界線は税理士さんと相談したほうがいいですね。
待ち時間
あとは市役所みたいな感覚で「登録証」みたいなものが発行されるまで待つのか~、と考えていたら「以上で終了です。お疲れ様でした」と言われた通りに書いて認印押して終わり。
所要時間たったの30分。(正確には27分でした)
まとめると
- いい雰囲気
- 丁寧でこちら目線
- 早い
たまたま担当の人が良かっただけと言われればそこまでですが、手続きが簡単だったとことだけは確実にお伝えできます。
申請してからすること
担当者さんにこれから何かすることありますか?と聞いたら「確定申告まで特にないですよ~」とのことだったのでとりあえず一安心。ただ経費にできる領収書やレシートはちゃんととっておく必要があります。そしてそれを確定申告の際に1つ1つ見て書いてみてかいて・・・と思ったら頭真っ白になりそうです。
ただし、会計ソフトを使えば青色申告はもちろん日々の経費を簡単にデータ化できるし、銀行口座やクレカを登録しておけば自動で項目を振り分けてくれます。あとスマホからもデータ化できるのでその場でサクサクできちゃいます。
1か月無料でお試しできるので、会計が面倒な方は一度お試し下さい。
最後宣伝くさくなってしまいましたが、事業申請は簡単でした。
※一部画像を経営ハッカーさんを参照いたしました。