何の能力もなかったのにフリーランスとして起業できた理由
2017/10/06
私は現在、「フリーランスWEBデザイナー」という肩書きで飯を食っています。周りからよく、「どこの大学で勉強したの?」「どんな資格とったの?」など聞かれますが、大学では全く無関係の経営学部でしたし、特に資格も持っていません。そうです、全て独学で勉強してWEBの知識を身につました。「独学でも勉強して身につけれるのだから頭いいんだね」とか言われますが学業は学年で中の下ぐらいのできで決して勉強はできるとは言えませんでした。そんな私でも ”ある勉強方法” を取り入れるだけで知識を身につけることができました。
そこで今回はWEBデザイナーになるためにやった勉強方法と、新たなビジネスチャンスを開拓した経緯をお話します。
パソコンの勉強
元々、何のスキルもなかった私は、「手に職をつけないと今後必ず困るときがくる」という考えに至り、将来的にも必要とされているスキルはなんだろう~と考えたら「ホームページが作れる能力」がきっと長い間需要があると思いました。そして、思い立った3年前に「1から」パソコンの勉強を始めました。
キーボードの克服
パソコンのキーボードは今ではブラインドタッチでスラスラ打てますが、当時は両人差し指で「カチカチカチ」とやっと打てるレベルでした。これではホームページは愚か、パソコンすら使えないと思い、「寿司打」という、寿司のネタが流れてくるのをキーボードで打って上達するタイピングソフトを暇さえあれば打ってました。
最初はブラインドタッチはできない・ミスは多い・遅いなどあり、全く上達しませんでしたが、「ブラインド(見ない)でやってみよう」と思い切ってチャレンジしていたら、気が付いたらランキング上位になるぐらい上達していました。ひたすらやっていれば自分でも案外できるもんだなと感じました。
htmlの勉強
キーボードは打てるようになったから次はいよいよホームページの作成練習だ!と思い、初心者に優しいホームページビルダーを購入しました。
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しかしながら、購入したのはいいものも、「自分の思ったとおりにいかない」「画像が全部ずれる!」「消えた~~!!!」などハプニングしか起こりませんでした。
今思えばそりゃそうだと思うことがいっぱいあり、その一つとして「画面(画像)で編集」していたからです。htmlの根本の構造など何も考えずに作れば思うようにいくわけありません。
どうやって勉強しようと考えた結果、「分からない文法はネットで調べていこう!」ということにしました。divって何だろうと思ったら調べ、cssの作り方やjqueryの使い方などその都度調べていき、ちょっとずつ実践的な知識をつけていきました。なので今でも分からないことがあるとその場で調べて「なるほどー!」となることはしょっちゅうです。
このようにhtmlの勉強は「すぐにネットで調べる」勉強方法で覚えていきました。
デザインの勉強
ホームページは作れるようになっても「ダサイ」デザインではお客様は喜びません。どうしたら「おしゃれな」デザインにできるかなと考えたところ、「良いデザインのホームページをとりあえずマネしてみよう」ということになりました。しかもただ真似するのでなく、「完コピ」を目指してマネします。
htmlのフルコピー
画像提供:GATAG
完コピしたホームページをwebにアップすると問題になるので、自分だけで見て楽しむ感じで作ります。コピーのやり方として、マネしたいホームページを開いたら「ctrl+u」を押すとズラーーっとhtmlが書かれた画面が出てきます。これがホームページの内部構造です。そしてこの内容をさらに「ctrl+a」で全選択して「ctrl+c」で選択された部分をコピー。そして貼り付けたい場所に「ctrl+v」で貼り付ければOK!
これでボクにもおしゃれなホームページができる!とワクワクしながらできた画面を見てみると、超グダグダでした。書いてある文字はそのままですが、デザインが崩れていたり、そもそも動きがなかったりなどして、何度も挫折した覚えがあります。
しかしこれも今思えばそりゃそうだ(笑)と思うやり方でした。そのままコピーしていたら「css」や「javascript」の詳細が分からないケースがほとんどなのでちゃんと読み込みができないのです。なので完コピした後にcssなど読み込みが必要なものを噛み砕いて書けば問題ないのです。
一例として、コピー元に<link rel="stylesheet" href="btn04.css">という項目があったとします。(これはるじねっとから引っ張ってきました)これをそのまま貼っても機能しないので、さらにこちらをクリックするとCSS詳細スタイルがでてきます。それを<style type="text/css">○○○</style>で囲ってしまえばちゃんと読み込みします。
このように試行錯誤をしながら知識を身につけて良いサイトを完コピしながら遊びました。そしたらだんだんと「見えて」くるのです。良いサイトは余白がしっかりあるとか、色使いはシンプルにとか、動きを入れすぎるとしつこいだとか、自分なりにおしゃれなサイトの傾向がわかってきました。
そしてそれを繰り返して、今の「るじねっと」があります。なのでまだまだ良いサイトにしていくつもりですし、その技術をお客様にアウトプットしていきたいと考えております。
新たなビジネスチャンスの開拓
ホームページを作れるようになり、デザインも分かるようになってきたら後は集客です。しかしながら、どこの業界も集客に困っているのは事実で、WEB業界にもいえます。そこで他社との差別化が絶対条件になってくるわけですが、さきほど「手に職をつけたい」と思い勉強を始めたと述べましたが、実はもう一つの思いがあって起業を決めました。それは「お互い利益が出るサイトを作る」ことです。
そう思った経緯が、とある勉強会で隣になった人と話す機会がありホームページの話題となりました。そのときその方が「制作費用が100万円かかったんだよ」と言うのでドレドレと見てみたら、素人目でもダサイと思うページで、かつ2年以上更新されていないモノでした。しかも更新は自分でやるタイプで本人は「忙しいし難しいから触っていない」状況だったのです。実際、今までお問い合わせは1件あるかないかの状況。
しかしながらこういう方はたくさんいるそうなのです。
高いお金でホームページを作る ⇒ 自分で更新できない ⇒ 集客に繋がらない
のようにホームページが化石化してしまうところはザラにあります。そもそもホームページを作る方の多くが「集客」を目的としています。その目的が達成できないようなら高いお金を払うだけ無駄になります。
「成果報酬型ホームページ制作」という全く新しい方法
そこでどうしたらその目的が達成できるようになるか?またもちろん自社も利益が上がるかを考えたら「成果報酬型ホームページ制作」にたどり着きました。詳しくは以前にブログで 成果報酬型ホームページを作成できるのはるじねっと で解説しております。
ホームページを成果型にすることにより
- 長いお付き合いで作っていく
- 成果が出なければ自社に儲けがないため必死になる
- 単にホームページを制作するだけでなく「業績を上げる」方法の提案ができる
- どんな状況になっても逃げない覚悟を持てる
ことができます。これは通常の制作方法では絶対にできないことであり、お客様が儲かるためにあらゆる方法を尽くしていきます。またお客様に常に言っていることがあり、「貴社のWEB担当の従業員として扱って下さい。」そういうことにより、単なる外部の人間でなく、より近い存在で一緒に仕事ができるからです。
まとめ
- 独立のきっかけ:手に職をつけたいと思ったから
- パソコンの勉強方法:キーボード打ちは「寿司打」で練習。
- HTMLの勉強方法:分からなかったら、すぐにネットで調べる
- デザインの勉強方法:まずは完コピ。それを繰り返すことで分かってくる。
- ビジネスプラン:全く新しい「成果報酬型」でホームページを作成。
以上5つを経て、現在に至ります。
もし、「自分には能力・才能がない」「仕事が楽しくない・辞めたい」と考えている方がいらしたら心配しないで下さい。元々何のスキルも無かった私でさえ、こうやってフリーランスとしてちゃんと活動できています。
もし「手に職をつけたい」や「何かやってみたい」と思われたのなら、まずは何が自分に合うのかから調べてみてはいかがでしょうか。一度きりの人生なので後悔のない選択をして下さい。