被リンクとドメイン年齢は関係ない!SEOは短期間で対策できる
2017/10/06
【2017/4/27追記】ついに!ずっと打ち破れなかった壁「2位の壁」を乗り越えることができました。
昨今SEO対策をする上でよく言われていることが「被リンク数を増やせ!」「ドメインパワー(オールドドメイン)を使え!」と言われております。実際にそれで検索順位を上にあげた人も多くいるし、正しいやり方だと思います。しかし、「被リンクやオールドドメインを使わないと順位は上がらない」と断言する方もいらっしゃるので「本当かな?」と疑問を感じていました。
そこで今回は
- 被リンクやSNS増加戦法をほとんど使わず
- オールドドメインを使わず新規取得
上記条件で、検索順位が本当に上にいけるのか見てみます。なかなか面白い結果が出たので必見です。
被リンク数によるSEO対策の実態
被リンク数が増えると検索順位が上がる!というのはよく聞く話ですが、本当かどうか実証しているサイトがあったのでご紹介します。「SEOPack」というSEO対策を強みに様々なためになるブログを書いているサイトがあるのですが、そこで面白い実証をしていました。
上の画像はさきほどのSEOPackさんが公開している実証画像です。また、実績として
実施した施策は、昨年(2015年)の6月~8月にかけて徐々に被リンクを設定しただけです。
キーワード順位:40位⇒2位にランクアップ!
月間検索数:12,100件
競合サイト:トリップアドバイザー、ホテルズドットコム、楽天トラベル、Adoda.com、エクスペディア、HIS、フォートラベル
対策サイト:ホテルの予約サイト競合サイトは、海外旅行に行ったことがある方なら誰でも知っているような大手サイトです。
ロゴを見ると、すぐに「あぁ~知ってる!」となりますよね「【国名】 ホテル」で上位表示を達成させるためにやった施策は、1つだけ。
被リンクの設定です。
とブログに書いてありました。
つまり、被リンクを増やしただけで検索順位は爆発的に上昇する
ということが実証されました。しかも、ライバルは誰でも聞いたことのあるような超大手ばかりの荒場だったのにも関わらず見事に勝ち抜いたそうです。
どんなジャンルの被リンクを増やしたのかは詳しくは記載ありませんでしたが、予想するに関連性の高い多くのリンクを会社側が抱えている(外部に委託している)ため、それらを上手く活用したのかと思います。
またGoogle側も被リンクの重要性についてこういったやりとりをしているとブログに書いてありました。
質問者:
被リンクがなくても、本当に役立つコンテンツがあれば、Google検索で上位表示はできますか?
Google ジョン・ミューラー:
はっきり言うと、被リンクがないと上位表示は困難です。
理屈では可能ですが、競合サイトがいると、実際すごく難しいでしょう。
このようにGoogle側も被リンクがないと検索順位上位に表示することが難しいと公言しております。
しかし、この段階で「被リンクが少ない、全くない」という方は悲観することはありません。後ほど被リンクが少なくても検索順位を上げた実証画像があるので安心して下さい。
オールドドメインの真相は
さて次に「ドメインパワー」が強いといわれているオールドドメインのSEO対策強度について解説します。
そもそもオールドドメインとは、昔誰かに使われていたドメインで今は誰にも使われていない「中古ドメイン」のことを言います。期待効果として
- Googleのページランクが引き継がれる
- 被リンクが引き継がれる
- カテゴリ登録が引き継がれる
ということはつまり、「早く検索順位上位にいける可能性がある。」
ということです。何より被リンクが引き継がれていることにより最初からアドバンテージがあるわけですから、効果が期待できます。
デメリット
しかしデメリットもあります。オールドドメインが過去にGoogleにバンされたことがあったり、低質な被リンクが多くついている。また自分がやろうとしているホームページの内容とまったく関係のないカテゴリで以前アップされていた。などなど、「過去」がマイナスに働くことがあります。
なので、もしオールドドメインを使うならそういった過去をしっかりと調べてから検討をすべきですし、リスクもあるということを理解したうえでやっていただくほうがいいと思います。(購入はWEB上で専門の代理業者がやっていたりします)
SEO効果は
実際に中古ドメインを購入して効果を実証をしているブログがあったので紹介します。楽しすぎて時間を忘れる生き方というブログから一部抜粋していきます。
結論:オールドドメインによるSEO効果がでる確率は低いらしいです。
ここのサイトによると、
- 3,590円~71,290円の中古ドメインを計5つ購入。
- 1週間の間である程度記事を入れる
という条件で変動を見てくれました。一応、5つのスペックを記載します。
価格 | ページランク | ドメインエイジ | バックリンクドメイン数 | その他 | |
ドメインA | 71,290円 | 5 | 2011-05-15(3年4ヶ月) | 222 | 教育機関からの被リンクあり |
ドメインB | 56,980円 | 5 | 2009-10-16(4年11ヶ月) | 38 | 教育機関からの被リンクあり |
ドメインC | 3,270円 | 3 | 2005-02-05(9年7ヶ月) | 17 | なし |
ドメインD | 3,160円 | 2 | 2007-06-19(7年3ヶ月) | 14 | 過去日本語サイトが運営されていたドメイン |
ドメインE | 3,590円 | 1 | 2010-07-20(4年2ヶ月) | 15 | 過去日本語サイトが運営されていたドメイン |
スタート時はすべて200位圏外からだったそうです。では1週間後の結果を見てみましょう。
ドメインA | 26位 |
ドメインB | 圏外 |
ドメインC | 47位 |
ドメインD | 83位 |
ドメインE | 152位 |
結果、一番値段が高かったドメインAが200位圏外から26位にランクインしましたが、2番目に高かったドメインは圏外、その他のドメインはチラホラ。
つまり、オールドドメインの値段が高いからといって確実に高順位になる保証もないし、「運」に頼るところがあるということが分かりました。
まあでもたった1週間で200位圏外から26位まで上がったということはすごいことなので、実際にパワーがあることは事実ですね。
被リンクもオールドドメインにも頼らない方法
「では、被リンク数も、オールドドメインパワーを使わずに何をすればいいのかな?」と疑問に思われた方に、特別に別の簡単な方法を教えます。
それは、以前から何度もこのブログで紹介している「良質なブログを書き続けること」です。実際にその証拠を見せます。
「アリが象に勝った!」奇跡の証拠
まずはじめに下の画像をご覧下さい。
これはhanasakigani.jpという自社サイトの被リンク・ドメイン年齢が分かるSEOチェックツールを使って調べてみたのですが、「福井、ホームページ制作」という主要ワードで3位になった証拠画像です。(2016/9/30調べ)※2位と5位はなぜか表示されませんでした。
さらに見てほしいのはそこだけではなく、「外部被リンク数」と「ドメイン年齢」を見て下さい。外部被リンク数はたったの「4つ」でドメイン年齢もたった「7ヶ月」です!
被リンク先は他社と比べて圧倒的に少ないですし、ドメインはもちろん新規で取得したものです。他社サイトを見てみると外部ドメイン数が数千個ある会社もあるし、何より複数年ドメインを持っているところがほとんどで、10年以上とかザラです。
では何をしたらこうなったか?何度もいいますが「良質なブログ」を書き続けたことが要因としか考えられません。
良質なブログの書き方については以前にブログに書いてあります。簡単にまとめてあるので是非ご覧下さい。
つまり、SEO対策に被リンク数やドメイン年齢はほとんど関係ないと証明することができました。
【2017/4/27追記】ついに!ずっと打ち破れなかった壁「2位の壁」を乗り越えることができました。
たった1年と2ヶ月でかつ、被リンク数もほぼない状態で「福井 ホームページ制作」というワードで2位になることができました。次は1位の壁を乗り越えれるように精進いたします。
立ち上げたばかりの会社が他社に勝つ方法
それではまとめます。
- Google側は「被リンク数が少ないと上位表示は困難」と公言
- 実際に良質な被リンクを増やしたら爆発的な順位が上がった事例がある
- オールドドメインはものによっては爆発的スタートダッシュをきることがある
など、被リンク数はもちろん、オールドドメインにもSEO効果があるということが分かりました。
しかし、
- 被リンク数が少ない
- ドメイン年齢が若い
上記のような状況でも良質なブログを書き続けていれば今回の証拠画像のように激戦ワードの「福井、ホームページ制作」というキーワードで、弊社のように立ち上げたばかりの会社でもたった7ヶ月で圏外から3位になることができました。
検索順位を上げたいけど、被リンクも少ないしドメインも新規で取ったばかりだ…とお悩みの方の力になれれば嬉しいです。
以上で実証は終了です。